講座十二 ベルーガ、シロクジラ、シロイルカは?
ベルーガ、シロクジラ、シロイルカは?(呼び方)
英語名:ベルーガ、Beluga、あるいはシロクジラ、White Whaleと呼び、和名ではシロイルカである。学名Delphinapterus
Leucasは、白いイルカという意味だが、背びれがないことから、Delphinapterus,ヒレのないイルカという属名がつけられた。英語名ベルーガは、ロシア語のBelukha、真っ白から由来している。カナダや米国では、シロクジラ、White Whaleと呼ぶ人が多い。昔の捕鯨者の間では、その鳴き声から海のカナリヤ、Sea
Canaryとも呼んでいた。
ベルーガ、シロクジラ、シロイルカは?(イルカ、クジラ、それとも)
イルカとクジラの動物学上での分類は、明確な区別はなく,クジラ・イルカ類という。大雑把に言えば、4メートル以上の仲間をクジラ、それより小さなものをイルカと言っている。そのため4メートル以上のベルーガは、英語名のシロクジラと言ったほうが正しいかもしれない。もう一つの分け方は、1)歯を持っているものをハクジラ類(ベルーガ、ハンドウイルカ、シャチ、マッコウクジラなど)、そして歯の変わりに2)口に髭を持っているヒゲクジラ類(シロナガスクジラ、ホッキョククジラ)の分類の仕方がある。歯を持っている仲間は、魚などを食べるし、ヒゲクジラ類は、魚だけでなくプランクトンやオキアミを髭ですくって食べる。
チャーチルで出会った数千頭のベルーガ、歌声、そしてダンスを・・(紀行文)
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